精索静脈瘤の診断

不妊治療

記念すべき最初の記事は、私の人生の一大イベント(大げさ?)について書きたいと思います。精索静脈瘤の手術についてです。 もしも同じ診断を受けていて迷っている方がいれば、参考になれば幸いです。

診断

不妊に悩み、家からの距離で選んだ1つ目の病院があまり良く感じられなかったこともあり、2つ目の病院に通って少し経った頃でした。

初診の際の精液検査の結果は運動率30%程度(WHOの基準値は42%以上)と低く、まずは処方された漢方を飲んでみることとなりました。

それだけで運動率が改善する人もいるらしいのですが、私は2, 3ヶ月経過後の精液検査でも、やはり運動率は30%程度と低いままでした。

その時に睾丸のエコー検査をした後に、「精索静脈瘤ですね」とのこと。しかも、グレードは3段階中左が最高の3、右が2とのことで、なかなか重めとのこと。

聞いたことも無い言葉だったのと、自分に病気があるはずがないと無意識のうちに思っていた当時の私の頭は「???」となりました。診察してくれた医師に聞いてみると、

  • 血管の逆止弁が何らかの理由で機能せず、重力によりお腹から血液が精巣に逆流する。
  • それにより精巣の温度が上昇、結果として精巣機能が低下する。

とのことでした。

正直びっくりしましたが、一方で希望を感じている自分がいました。

これまでは「なぜ子供ができないのか分からない」状態だったのに対し、悪いところが見つかったためです。

もともと、精液の量および精子の濃度は基準値を大きく上回っていました。運動率だけが低く、どうすればよいのだろう?と思っていたところで精索静脈瘤の診断だったため、「これさえ治せば子供ができるはず!」と思えました。一緒に来院していた妻にもすぐに報告したところ、驚いていました。

治療内容

治療内容としては、手術で逆流している静脈を縛って機械的に逆流を防止する、というものでした。

日帰りの手術で可能で、次の日から仕事も可能とのことで、今思えばこの時にすぐに手術を決めてしまえばよかったと思っています。

が、当時の私は手術の経験がなく、「体にメスを入れる」ということが怖くなってしまいました。

医師も手術について詳しく教えてくれ、「静脈を引っ張り出す際に麻酔をうまく打てない部分があり、そのタイミングだけ多少痛いと思う」とのことでした。

私は痛いものや血が本当に苦手なこともあり、具体的な話を聞いて逆に怖くなり、結論を一旦持ち帰ることにしました。

結局は、精子の運動率が低いという現実があり、その原因が分かったのだから、多少痛くても手術をしない手はない、という結論になり、手術を受けることを決意しました。

なお、この診断が2023年11月頃で、手術をする意思を病院に伝えたのが12月、その後医師と話したりして手術をしたのは2024年1月の中旬でした。

精子は製造に3ヶ月ほどかかるらしく、つまり手術の成果が期待できるのは術後3ヶ月程度経過してからとのことで、すなわち2024年4月頃になるとのことでした。

不妊治療中の方は共感してくれると思うのですが、月に1度しか来ないチャンスを1回でも不意にするのはすごくもったいない気がします。

なお、手術の少し後から性交渉自体は可能なので、手術のせいでタイミングをとれる回数が減ることはほとんど無いと思われます。

私も手術のせいでタイミングを失うことはなかったです。(手術直後のタイミングは、妻がコロナになって無しになりましたが、、、)

手術の体験や金額は次回の記事に記載します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました