私が現在不妊治療をしている病院は、実は2件目になります。
病院を変えた経験を踏まえ、病院選びに関係する要素について書きます。
1. 産婦人科か、不妊治療専門か
私たちが最初に通ったのは、産婦人科でした。選んだ一番の理由は、家から近かったことです。
しかし産婦人科の場合、不妊治療をしている人だけではなく、妊婦さんも同じ空間にいることがあります。
不妊治療をしている人にとって、これは精神的につらい可能性があります。私の妻もこれがとてもつらいと言っていました。病院を変えた理由の一つであったことは間違いありません。
2. 病院の診療時間
タイミング法からステップアップしていく場合に、病院の診療時間も重要だと思います。
なぜなら、人工授精、体外受精と進むにつれて、どうしても通院の頻度が高くなるためです。我が家は現在人工授精中ですが、妻は1ヶ月に約4回の通院をしています(①月経時、②排卵の数日前(人工授精する日の確定のため)、③人工授精当日、④排卵の確認)。
仕事をしながらの場合はかなり大変な通院頻度と思います。仕事前もしくは後に通院する、土日に通院する、等、仕事に影響をなるべく与えない範囲で通院できるような診療時間であるかは重要な要素だと思います。
3. 家からの距離
既に書いた通り、通院の頻度が高くなり得ることを考えると、家からの距離はなるべく近い方が良いとは思います。
私たち夫婦は今は電車で15分くらいのところに通っています。最寄り駅が家から徒歩1分ということもあり、そこまで苦にはなっていません。
4. 医師の人柄・実力
通ってみないとなかなか分からない部分ですが、当然重要な要素だと思います。
約4年前の話になりますが、私の場合、1件目の病院では2回の精液検査を実施しています。1回目は運動率20%程度、2回目は80%程度と、かなりの違いが出ました。推測にはなりますが、1回目は家で採精したのに対し、2回目は病院で採精したので、その差が出たのかな、と思っています。
実は2回目の時は、エコー検査もされました。その時の診断結果は、「運動率も大きく向上しているし、全く問題ないですね」という感じでした。
しかし別の記事に書いた通り、私は精索静脈瘤でした(診断されたのは2件目の病院なので、1件目に通っていた時の3年後)。診断してくれた医師の話では、これは先天的なものである可能性が高いため、1件目に通っていた時にも精索静脈瘤だった可能性が高いと思っています。要は、エコー検査もしたのに、1件目の医師は精索静脈瘤に気づかなかったことになります。
約3年後に2件目の病院で精索静脈瘤が発覚し、手術により治療しましたが、もし1件目の時点でこれが分かっていたら、もっと早く治せて、子供がもうできてたかもな、と思ってしまったりもします。まあ、後から精索静脈瘤になった可能性が無いとは言えないのですが。。
口コミを検索することで、ある程度は病院の評判を知ることもできるかもしれません。ただ、これは参考程度にとらえるべきかな、と思っています。
おそらく不妊治療関連の口コミは、子供ができた人は評価を高くつけるし、子供ができなかった人は低くつける傾向にあると思われるためです。
もちろん、明らかに低評価が多い、高評価が多い、という場合はある程度の信頼性は出ると思いますが。
なので、口コミをある程度見たらエイヤで病院を決めて通ってみて、医師の性格が悪いとか、全然結果が出ないな、となったら病院を変えてみるのはありだと思います。
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